船舶における操船指令や船内放送に必要な機能を備える、卓上形のAC・DC兼用PAアンプ。
豊富なオプションユニットから、用途に合わせて最適なシステムをセットアップすることができます。
使用環境の厳しい船舶で安定した動作をするため、アナログアンプを採用しています。
5回線のスピーカー選択スイッチと、6回線(メインマイク・マイク1~5)のトークバック機能を持ち、
操船指令や船内放送が効率よく行えます(TT-121)。
マイクのトークスイッチを押すと、対応するLED表示灯が点灯し、各スピーカー回線の動作を自動停止します(トークバック機能)。
ユニット内蔵で省スペース化が実現。
従来は機能ごとに機器(CDプレーヤーなど)を用意して積み重ねるなどしてシステムを構成していましたが、
ユニット式のTTシリーズはさまざまな機能を内蔵できるので、大幅な省スペース化と省線化が可能です。
オプションユニットは、本体に2台まで組み込むことができます。
新TTシリーズはワイヤレスマイクとVOX回路の組み合わせにより、
ワイヤレスマイクでトークバック機能を使用することができます。(ワイヤレスユニット1台につき、一回線を指定)
ワイヤレスマイク放送時に停止したいスピーカー回線は、本体内部のディップスイッチで選択することができます。
ハンズフリーで動きながら接岸指令を行うことや、フェリーの案内放送などにも使用でき、幅広い用途で活用できます。
別売の増設アンプTZ-120を接続することで、TT-121の定格出力を240Wに
アップすることができます(TT-61には接続できません)。
G/A(ゼネラルアラーム)&F/A(ファイヤーアラーム)警報時に信号を受けると、BGMを停止し、
非常放送モードへ自動切換する「G/A&F/A起動端子」を搭載しています。またメインマイク
放送時メーク接点を出力してベルやアラームを停止する「GA CUT端子」を搭載しています。
表示LED/ライン入力とライン出力端子/AC・DC電源切換回路、発振防止ミュート回路
「有線マイクLED表示灯」により、どこから放送が行われているか、LED点灯で視認できます。
「5回線スピーカースイッチLED表示灯」により、どこへ放送が行われているか、LED点灯で視認できます。
また、スピーカースイッチでエリア放送がワンタッチで行えます。
ライン入力1、2の音声ミュート設定を、内部ディップスイッチの切換で、 自由に設定することができます。
ライン出力の音声出力条件を、内部ディップスイッチの切換で、
自由に設定することができます。
DC電源は「接続」と「切断」を内部リレーで行います。DC電源回路に
電圧が加わると「接続」されます。DC電源よりAC電源を優先するため、AC電源回路に
電圧が加わると、DC電源回路は「切断」されますので
DC電源からのノイズを
受けません。※AC電源(交流)/DC電源(直流)
使用していないトークバックマイクからの外来ノイズやハウリング防止のため、 各マイク入力は常時ミュートがかかっており、トークスイッチ(起動信号)が押された時だけミュートを解除します。